お線香は仏事で使われるお香の90%以上と言われています。あとは、焼香や抹香、塗香となっています。
このサイトでも沢山言っていますが、仏教の起源はインドです。
そのインドからの仏教における接客作法の一つに焼香があります。
特に六種供養が有名で、閼伽(あか)・塗香(ずこう)・華鬘(けまん)・焼香(しょうこう)・飯食(ぼんじき)・灯明(とうみょう)の六種類です。
インドではお香を体に塗って心身ともに清めるといったことをするそうです。それによって仏様と相対する心構えができるというものです。
日本でも意味は同じで、焼香することにより心身と空間を清めるのと同時に自身の心を落ち着かせるといった意味もある。
心を落ち着かせるという意味から、アロマなどでいろんな香りを楽しむためのお香もありますね。
ここでは、お線香の主な原料3つだけ紹介したいと思います。
その3つとは・・・
インドが主産でビャクダン科の常緑喬木のこと。他の植物に寄生して成長するのが特徴で、高いもので9mにもなります。60年以上の年月をかけて成熟します。インド南西海岸に近いマイソール州は白檀地帯といわれていて有名です。良質で高価な白檀を産出していて最高級と称されます。鎮静作用、抗炎作用、利尿作用、消毒作用、去廃作用があるとされています。白檀樹の心材は香料に、材は仏像などの彫刻材にと昔から重宝されました。
日本では九州、沖縄。それと中国や台湾、タイなどの暖地に自生するクスノキ科の常緑喬木。樹皮は粉末にして線香の粘着剤に用いられます。タブ粉と言います。台湾、中国、沖縄などに生育する木で、これは淡茶色の無臭のものが多く、香木・香料を添加しても香りを損なわないので、匂い線香のベースとして用いられる。
マレーシアやベトナム・インドネシアに多く分布するジンチョウゲ科アキラリア属の樹木が沈香樹と呼ばれています。常緑木で最大24mくらいにもなります。
材には香気はなく、老木や倒木そして虫食いや落雷によって傷つけられたその傷口に細菌類が付着して長い年月を掛けて腐らないで残っている樹脂部分だけを採集したもの。これが沈香になるのです。
沈香は香料の第一とされ、香木沈香の中で最も貴重なものは伽羅といわれているようです。ベトナム地域の限られた産出のため産出量は少なくとても貴重です。最上のものともなれば入手は極めて困難です。